キャバ嬢はどうして底辺の仕事と言われてしまうのか?

キャバ嬢だけでなく、ホストなど夜の仕事をしている人のことを「底辺」と呼ぶ人が世間にはたくさんいるのですが、どんなところが底辺だと思っているのでしょうか?

そこで、世間一般の人がキャバ嬢と言う仕事が「底辺職」と考える理由をまとめました。

「楽して稼いでいるのが羨ましい」などの嫉妬からされる意味の無い単なる悪口だけであるならば気にする必要は無いのですが、納得できる理由も存在しますので、キャバクラで働いている女の子たちは「底辺」と言われてしまっていることに対して向き合わなければいけません。

もちろん、過度に悩む必要はないのですが。

底辺と言われてしまう理由

性を売っている

風俗嬢のように体を売っているわけではないですが、女性と言うことを利用して働いていることには変わりはありません。

もしセクハラされてしまった時、昼の仕事であれば相手を訴えたりすることができますが、女を売っているキャバクラの場合、お客さんにセクハラされたりしても訴えることはできません。
(もちろん訴えることもできますが、そんなことをしたらお店をクビになったりするでしょうし、日常茶飯事過ぎて割が合わないことに気づくでしょう。)

もちろんお客さんはお触りをしてはいけませんし、お店もそれに対して予防・注意をしなければいけないのですが、100%未然に防ぐ事はできません。

嘘をつくから

キャバクラで働く以上お客さんとの色恋は避けられず、嘘をついて騙すことも多くなります。

お客さんに対して嘘をつかなかければいけない仕事が素晴らしい仕事ではあるわけなく、極論を言えば詐欺師と同じであるので、世間一般からは底辺職と思われてしまいます。

また、嘘をつく相手も普通だったら相手にしないような男性、モテ度がとても低いキモイ男性である場合が多く、そういう人に対して男女の話をしている人が見下されてしまうのは仕方が無いでしょう。

安定していないから

キャバ嬢に限らず水商売に従事している人はほとんどそうなのですが、昼職をしている人に比べると生活は安定していません。

福利厚生や保険などはまったくないので、病気などで出勤ができなくなれば途端に路頭に迷うことになります。

安定と保険が大好きな日本人は、いざと言う時に誰からも守られていない職業に就いている人の事を底辺と呼ぶ傾向があります。

いい加減な人が多い

キャバ嬢と言う職業が底辺なのではなく、昼職に従事している人に比べていい加減な人が多いので、全体をそういうイメージで捉えている人が多くなっています。

・中卒者が多い
・遅刻や当欠が当たり前
・バックレ(飛ぶ)が多い

他にもいろいろありますが、「ちゃんとしている」とは対極にあるような人でも容姿さえ良ければ採用され働くことができるのも世間からのイメージを下げている原因です。

社会的地位が低い

マンションやアパートの部屋が借りにくい、クレジットカードの審査に通らない、転職活動をしようとしても履歴書に職歴が書けないなど社会の他の機関からの信用性が低いので、それを理由に底辺と言う人がいます。

確定申告を怠って税金を支払っていない女の子が多いのも、社会と言う視線で見た時に評価が低くなってしまうのです。

法律的な視線

風俗営業許可(風営法)を得たお店でないとキャバクラは営業できません。

風営法と言うのは健全ではないお店、有害と思われるお店を管理するための法律で、それを得ていないと営業できないお店で働いていれば、昼職をしている人からは底辺では無くても、いかがわしい存在と思われてしまっても仕方がありません。

まとめ

昼職をしている人でも安定していない人は多いですし、クレジットカードや賃貸物件の審査に落ちてしまう人はたくさんいます。

例えば、クレジットカードの審査通過率は約75%なので、それだけで決めていたら4分の1の人が底辺になってしまいますので、キャバ嬢だから、夜職だから底辺ということはありません。

しかし、長年のイメージからそういう目で見てくる人は多いので、他人からどうみられているかを過剰に気にするタイプでしたら、夜の世界で働かない方が良いと思います。

ただ、「底辺じゃない」と言う自信を過剰に持つのは良くなく、謙虚に振る舞う必要もあります。


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